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京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲調査映像資料, 1971-1973. Films of investigative capture of the entire Arashiyama A-troop of wild Japanese monkeys, 1971-1973.

 コレクション
資料番号: CAAS MOV 2020/1
京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲調査映像資料, 1971-1973., 3, 31:08前後.  | Films of investigative capture of the entire Arashiyama A-troop of wild Japanese monkeys, 1971-1973., 3, 31:08.

京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲調査映像資料, 1971-1973., 3, 31:08前後. | Films of investigative capture of the entire Arashiyama A-troop of wild Japanese monkeys, 1971-1973., 3, 31:08.

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範囲と内容

本資料は, 京都嵐山に住むニホンザルの群れが1966年6月に嵐山A群・嵐山B群へ分裂した後, 1972年2月に嵐山A群を全頭捕獲調査し米国テキサスへ移送した際の記録映像である. 捕獲調査前の1971年12月から調査直前までの記録や, 調査・移送後の1973年12月の残された嵐山B群のようすを映した記録を含んでいる.

1972年2月の嵐山A群全頭捕獲調査とその前後の経緯(小山・乗越1984)の概略は, つぎのとおり. ニホンザル嵐山群は研究開始後の餌づけによって分裂後も増加し, 岩田山中腹の餌場への依存度を高め, 岩田山からはみだした個体が保津川沿いの寺社・人家へ侵入する“猿害”が問題となっていた. 一方, 1968年の日米科学協力事業の共同研究から, 嵐山A群・B群のどちらか一方をアメリカ合衆国へ移住させ, 遺伝的に源を同じくする日米2つの群れの間の比較研究の計画が起こってきた. その後, アメリカ側の準備が進められ, 放飼実験場選定難航の末, テキサス州ラレード在住のE. ドライデン氏の土地使用の提供があった. 1971年12月よりA群の餌場へ捕獲用のフェンス(高さ2mに20m四方の魚網をかぶせたもの)が少しずつ作られ, この餌場で餌が与えられていた. 1976年2月16日よりA群の捕獲が開始され, 22日までに156頭を捕獲・調査し(うち4頭逃走, 1頭死亡), たとえば性・年令・体重等が明らかになった(真野ほか1972). このうち150頭がテキサス州ラレードのラ・モカへ送られ, 嵐山A群は“嵐山ウエスト群”と改名された.

前掲の経緯の概略から, [映画] (1) から [映画] (3) の途中まで(資料番号CAAS MOV 2020/1 / 1〜3)に捕獲調査前の準備期間の状況が記録され, [映画] (3) の途中から [映画] (4) まで(資料番号CAAS MOV 2020/1 / 3・4)に捕獲調査と日本における移送の状況が記録されたもの, とわかる. [映画] (5) と [映画] (6) (資料番号CAAS MOV 2020/1 / 5・6)は, 映画フィルムのリールや収納箱への記載によれば, 捕獲調査の準備期間と同じくらいの季節で翌年の残された嵐山B群の状況が記録されている. なお, [映画] (5) と [映画] (6) の日付は, その番号の順序と逆である.

日付

  • 作成: 1971.12.2 〜 1973.12.20. [昭和46年〜昭和48年.]

作成者

資料の言語

日本語 Japanese

資料の言語

English

利用条件

本資料は, 学術利用・教育研究利用の目的で利用できます. 無断使用・無断複製・無断改変等を禁止します. This collection is open for research. Using the materials for business/commercial purposes is prohibited. Unauthorized copying and re-distributing in altered electronic forms are also prohibited.

使用条件

本資料の原本は, 保存上の理由から閲覧できません. 資料(画像・映像)を出版物・展示等のため複製使用したい場合, 京都大学アフリカ地域研究資料センターの了解が必要です. 京都大学研究資源アーカイブの問い合わせ窓口(京都大学総合博物館内)へご連絡ください. Original films are closed due to vinegar syndrome. If you need to reproduce the movie data for publications or exhibitions, please contact the Research Resource Archive, Kyoto University.

伝記/歴史

つぎに示す嵐山ニホンザル頭数変化は, 参考文献のうち日本語文献より情報を摘記した.

嵐山ニホンザル頭数変化.
1954年10月,
研究開始時期. 群れの数34頭. この後, 餌づけにより急増.
1964年3月,
125頭.
1966年3月,
163頭(アカンボウを除く).
1966年6月,
群れが分裂, A群とB群に.
1967年3月,
A群94頭, B群86頭. 岩田山中腹餌場への依存高まる. 「弱い方の群れであるA群のサルがいわゆる“猿害”をよくひき起こす」.
1971年ころ,
A・B両群とも約140頭.

分量(全体)

6 本.

要約

京都嵐山に住むニホンザルの群れは, 餌づけにより増加し1966年6月に嵐山A群・嵐山B群に分裂していた. その群れのうち嵐山A群は, 1972年2月に全頭捕獲調査され, 米国テキサスへ移送された. 本資料は, その際の記録映像である. 移送前の1971年の準備時から, 移送後の1973年12月の残されたB群を映した記録を含む.

A group of Japanese monkeys inhabited Arashiyama, Kyoto, increased in number by feeding from humans and split into two groups called as Arashiyama A-troop and B-troop in June 1966. The entire Arashiyama A-troop was captured and investigated in February 1972 and then transferred to Texas, U.S. These are documentary films of the capture and the investigation. Records of pre-transfer preparations in 1971 and records of the remaining B-troop after the transfer in December 1973 are also included.

編成整理

各資料(映画フィルムのリール)および包材(リール収納ダンボール箱・化粧箱)の番号・日付の記載の順に, 資料を排列した.

物理的特性と技術的要件

映画フィルム: 16mm, リバーサルフィルム; プリント, カラー(資料番号CAAS MOV 2020/1 / 1〜5), モノクロ(資料番号CAAS MOV 2020/1 / 2および6). ※資料番号CAAS MOV 2020/1 / 2は, はじめカラー, 途中からモノクロ. 無声.

映画フィルムは, キャノン 16mmシネカメラ スクーピック16 ( https://global.canon/ja/c-museum/product/cine265.html ) を用いて撮影されたという.

映画フィルムは, 16mmプリントから非圧縮AVI・YUV・422, ビデオ解像度1920×1080(スタンダードサイズ・マスク入), フレームレート23.976024で映像データとされ, 配信用(TC入とも)にH264 - MPEG-4 AVCのMP4ファイルを作成した.

保管履歴

小山直樹京都大学名誉教授のもとで保管. 小山名誉教授に師事する市野進一郎京都大学アフリカ地域研究資料センター研究員が2019年5月までに1本(資料番号 CAAS MOV 2020/1 / 6)を預かり, 残り5本は同年6月に託された. 資料は, 2021年に京都大学アフリカ地域研究資料センターへ寄贈された.

小山名誉教授からは, 2021年の資料実物寄贈に際し, 著作権も譲渡を受けている.

直接の入手源

2019年5月に市野進一郎アフリカ地域研究資料センター研究員より調査依頼があり, 6月までに2回の概要調査を実施した. 2019年10月にアフリカ地域研究資料センターより研究資源化申請書が提出された(当年度実施予定). その後, 資料実物の詳細な状態調査の結果, 劣化した映画フィルムが含まれていることで, 保存措置・デジタル化上の経費的困難が明らかになり, 2年度計画へ変更申請され, 2019年度には4本の保存措置・デジタル化が実施された. 2020年度には残る2本のデジタル化が実施され, 京都大学デジタルアーカイブシステムPeekのデジタルコレクションとして仮登録されるも, COVID-19の感染拡大にともなう活動の制限により, 権利関係の手続きや資料の解説の整備を進めることができなかった. 2021年度に入り, 権利関係の手続きや資料の解説の整備を経て, デジタルコレクションとして公開した.

本資料が京都大学デジタルアーカイブシステムPeekのデジタルコレクションとして整備・公開されるまでの経緯は, つぎのとおり.

2019年5月17日
アフリカ地域研究資料センター 市野進一郎研究員より調査依頼があった.
2019年5月22日
アフリカ地域研究資料センター 市野進一郎研究員より調査依頼書が提出された.
2019年5月28日
アフリカ地域研究資料センターにて, 資料調査・記録撮影をおこなった.
2019年10月7日
アフリカ地域研究資料センター 重田眞義センター長より, 研究資源アーカイブ研究資源化申請書が提出された.
2022年4月1日
「京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲調査映像資料, 1971-1973. 」事業開始.
2022年11月15日
「京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲調査映像資料, 1971-1973. 」をデジタルアーカイブシステムpeekで公開.

原本の存在と所在

京都大学アフリカ地域研究資料センター所蔵.

複製の存在と所在

本デジタルコレクションの映像データ.

参考文献

Linda Marie Fedigan, Pamela J. Asquith. The Monkeys of Arashiyama: Thirty-five Years of Research in Japan and the West. State University of New York Press, 1991, 353p., ISBN13. 978-0-7914-0553-6.
Koyama, Naoki. On dominance rank and kinship of a wild Japanese monkey troop in Arashiyama. Primates. 1967, vol.8, issue 3, p.189–216. https://doi.org/10.1007/BF01731037
Koyama, Naoki. Changes in dominance rank and division of a wild Japanese monkey troop in Arashiyama. Primates. 1970, vol.11, issue 4, p.335–390. https://doi.org/10.1007/BF01730638
小山直樹. ニホンザル自然群の社会構造に関する比較研究(III共同研究2研究成果). 霊長類研究所年報. 1971年, vol.1, p.48.
N. Koyama, K. Norikoshi, T. Mano. “Population dynamics of Japanese monkeys at Arashiyama”. Contemporary primatology : proceedings. S. Kondo, M. Kawai, A. Ehara eds. New York, S. Karger, 1975, p.411-417.
小山直樹. “ニホンザルの人口論”. 日本の野生を追って. 朝日稔[編]. 東京, 東海大学出版会, 1980, p.8-34.
(移送された嵐山ウエスト群に関する研究をいくつかあげておく. )
T. Clark, T. Mano. “Transplantation and adaptation of a troop Japanese macaques to a Texas brushland habitat”. Contemporary primatology : proceedings. S. Kondo, M. Kawai, A. Ehara eds. New York, S. Karger, 1975, p.353–361.
Clark, T.W. Agonistic behavior in a transplanted troop of Japanese macaques: Arashiyama west. Primates. 1978, volume 19, issue 1, p.141–151. https://doi.org/10.1007/BF02373231
Wolfe, L. Behavioral patterns of estrous females of the Arashiyama West troop of Japanese macaques (Macaca fuscata). Primates. 1979, volume 20, issue 4, p.525–534. https://doi.org/10.1007/BF02373434
Fedigan, L.M.; Gouzoules, H.; Gouzoules, S. Population dynamics of Arashiyama west Japanese macaques. International Journal of Primatology. 1983, volume 4, issue 3, p.307–321. https://doi.org/10.1007/BF02735552

出所・作成(表示) | Provenance (exp.)

小山直樹.

その他の記述データ

資料画像に写り込むコレクション表示は「京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲映像資料」となっている. これは研究資源化申請時の研究資源名で, 記録撮影時に同名称を採用していたことに由来する.

参考資料(抄) References

小山直樹, 乗越皓司. 嵐山のニホンザル: 嵐山ウエストのニホンザル. 嵐山自然史研究所報告(発行: 岩田山自然遊園地付属嵐山自然史研究所). 1984年, 第3号, p.66-70. 本記述では「小山・乗越1984」と略す.

真野哲三, 乗越皓司, 小山直樹. ニホンザル嵐山A群の性,年令,体重に関する調査結果. 人類学雑誌. 1972年, 80巻, 4号, p.381-383. https://doi.org/10.1537/ase1911.80.381 本記述では「真野ほか1972」と略す.

[ここにあげたものの他, 詳細は「参考文献」の項を参照のこと.]

注記・凡例等 Explanatory notes

このデジタルコレクションは, 京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲調査映像資料, 1971-1973. (アフリカ地域研究資料センター所蔵) を対象とする. 本資料を説明する記述情報は, その全体(コレクションという)と, 個々の資料(1点; ファイル, アイテムという)から成る. 個々の資料の説明の主な項目は, 次のとおり. [資料番号]は, 映画フィルムを収納する箱や映画フィルムのリールに記入された番号を採用した. [標題(タイトル)]は, 資料の記載(原記載)から転記し, 資料内容を「( )」内に補記した. 便宜的に冒頭「[ ]」内に「映画」と記し資料の種類を示した. [日付]は, 資料の原記載に「[ ]」で補った. [範囲と内容]または[注記]は, 資料の概要や留意すべき情報を記した.

«ARK(former)»

https://peek.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/ark:/62587/ar111246.111246

資料操作情報

映画フィルムは, IMAGICA Lab.社により, 点検・クリーニング・デジタル化が実施された. いくつかのフィルムには, 全般に粉状の付着物があった.

収納箱は, 研究資源アーカイブの詳細な状態調査に際し記録撮影され, カビ除去を含むクリーニングが実施された. 収納箱は, 水損を経験したと推測され, ところどころにカビが存在した.

タイトル
〈京都嵐山ニホンザルA群全頭捕獲調査映像資料, 1971-1973〉ガイド. Guide to Films of investigative capture of the entire Arashiyama A-troop of wild Japanese monkeys, 1971-1973.
状態
completed
検索手段著者
記述担当者: 小山直樹, 市野進一郎; 五島敏芳. 入力者: 西村由希子, 栗山茜, 塚本慧亮, 五島敏芳.
日付
2021-09
記述規則
dacs
記述の言語
jpn
スポンサー
京都大学研究資源アーカイブ.
EAD ID
ark62587ar111246

リポジトリの詳細

つぎのリポジトリの一部: Kyoto University Research Resource Archive リポジトリ

連絡先:
(運営責任部局) 京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum
左京区 吉田本町 Sakyo-ku Yoshida honmachi,
京都市 Kyoto city, 京都府 Kyoto prefecture, 606-8501 Japan