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黙語図案集 / 浅井忠[他作] ; 黙語会, 明治42年1月20日印刷. 昭和42年1月25日発行.

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資料番号: TKUM MSS 2002/7x / 2-02-02
黙語図案集 / 浅井忠[他作] ; 黙語会 (1)
黙語図案集 / 浅井忠[他作] ; 黙語会 (2)
黙語図案集 / 浅井忠[他作] ; 黙語会 (3)
黙語図案集 / 浅井忠[他作] ; 黙語会 (4)
黙語図案集 / 浅井忠[他作] ; 黙語会 (5)

範囲と内容

講義ノート, 原稿, 調査資料(プランクトン調査カード), ミズダニ彩色図・スケッチ, 書籍, 絵付け陶磁器など.

川村多實二(1883-1964)は, 京都帝国大学で日本初となる動物生態学を講じた人物である. 「川村多實二資料」は, 川村が退官まで勤めた理学部附属大津臨湖実験所の官舎に, 長らく残されていたもので、1998年, 官舎の取り壊しに伴って生態学研究センターに移され, 2002年, 総合博物館に移管された.  『動物生態学』『日本淡水生物学』『鳥の歌の科学』に代表される自身の著作や参考書・原稿・ノート・書簡・スケッチなどさまざまな資料が含まれ, 川村の幅広い研究活動の軌跡を記す貴重な資料である. Tamiji Kawamura was a zoologist who gave the first lecture about animal ecology in Japan at Kyoto Imperial University. For a long time, this collection has been left at an official residence of Otsu Hydrobiological Station. In 1998, when the residence was demolished, the collection was moved to Center for Ecological Research. Then in 2002, it was transferred to the Kyoto University Museum. It contains his work such as "Animal ecology," "Freshwater Biology in Japan," "Science of Birdsongs," his manuscripts, notebooks, letters, drawings, and books that he used. This precious collection shows his wide range of research activities.

臨湖実験所に勤務した川村多實二京都帝国大学名誉教授の陸水生態学関係講義ノート・原稿・調査資料等など. 本コレクションの内容は, およそつぎのとおり : 動物学(動物生態学・動物心理学), 淡水生物学・プランクトン, 臨湖実験所, 鳥の生態(多くは, 鳴き声に関するもの), 動物愛護, 教育, 短歌, 絵画・芸術, 天狗の麦飯. 特徴的資料として, まずミズダニの分類をしたとおもわれる彩色図およびスケッチをあげる. 川村多實二の絵画・芸術の才能が発揮されたもので, その淵源の痕跡として, 第三高等学校時代に洋画家の浅井忠(号黙語, 1856-1907)の聖護院洋画研究所に通って指導を受けたことからか, 浅井の没後に出版された画集(黙語西洋画集・図案集・日本画集, 計3冊)も残る. つぎに, 研究活動の一端をうかがえる資料としては, 「自著旧文」と手書きされた寄稿誌や抜刷の切り取り等を集め修正・加筆している一群をあげる. 内容別にまとめ見出しを付し, 執筆・議論のじっさいにかかわる痕跡といえる(琵琶湖の水質について, 県会議員と新聞紙面上で対立した記録も残る). 1935-1936年に, ドイツの学者から「鳥の方言」についての研究協力を依頼されている書簡があり, この書簡について大阪朝日新聞に記事を載せたことがきっかけで日本各地から鳥の鳴き声についての書簡が届いている. 昭和7年(1932)〜昭和13年(1938)ころの採集年月日が満州方面への調査と重なるプランクトン調査表もある. 大津臨湖実験所のようすを映したビデオテープ(VHS)は, もとは8mm映画から変換された映像とおもわれ, 川村多實二の回顧講演も含まれるが, 残念ながら, 音声は含まれていない. このほか, ガラス乾板写真や, 講演等で使用したとおもわれるスライド(ガラス種板)も残る. 一人の研究者の研究活動すべての記録ではないものの, その研究者の個性をよくうかがえる範囲の記録が残っているといえる.

日付

  • 作成: 明治42年1月20日印刷. 昭和42年1月25日発行.

資料の言語

日本語 Japanese

分量(全体)

1 冊[数量]

物理的特性と技術的要件

汚れ. しみ. 合紙の破れ.

参考文献

成田哲也. 収蔵資料散歩: 陸水生物学者,動物生態学者,画家: 川村多實二先生の遺品. 京都大学総合博物館ニュースレター. 2003, No.14, p.4-5. http://hdl.handle.net/2433/192964 (参照2021-03-26).
同p.4左に言及.

出所・作成(表示) | Origination (exp.)

編輯者: 黙語会, 代表者: 池邊義象 発行兼印刷者: 芸艸堂, 代表者: 山田直三郎, 京都市上京区寺町通二條南19番戸 印刷所: 株式合資会社 金子印刷所, 神戸市兵庫湊町2丁目26番地 発行者: 美術書肆芸艸堂合名会社, 京都市寺町通二條南

«ARK(former)»

https://peek.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/ark:/62587/ar22856.34645

その他の記述データ

前書き頁「黙語図案集」に青印「進成社」. 奥付裏面に朱印「諸織物図案/製紋場/永田進成社/大日本京都西陣山名町」.

リポジトリの詳細

つぎのリポジトリの一部: Kyoto University Research Resource Archive リポジトリ

連絡先:
(運営責任部局) 京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum
左京区 吉田本町 Sakyo-ku Yoshida honmachi,
京都市 Kyoto city, 京都府 Kyoto prefecture, 606-8501 Japan