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宮地伝三郎関係資料 : ノート類, ca.1921-1941. Miyadi (Denzaburo) Papers : Research Notes, ca.1921-1941.

 コレクション
資料番号: RRA MSS 2015/3
宮地伝三郎関係資料 : ノート類, ca.1921-1941. Miyadi (Denzaburo) Papers : Research Notes, ca.1921-1941. 主要資料俯瞰.

範囲と内容

本コレクションは動物生態学者, 宮地伝三郎によって作成された自筆ノート群である. 宮地伝三郎の初期の調査, 研究の記録である.

宮地伝三郎によって作成されたノート群. これらのノートは主に宮地が東京帝国大学にいた頃から京都帝国大学理学部教授就任前までの1921年から1941年までの間に作成されたもので, 湖沼や内湾の底棲動物について調査し, その結果を基にその湖沼や内湾の特性や類型区分を導き出すという研究を主に行っていた頃の調査結果や実験結果の記録, 論文の草稿等が記されたものである.

このコレクションの内容としては琵琶湖, 余呉湖, 富士五湖, 田辺湾といった日本国内の湖沼, 内湾, また樺太や台湾, 中国の湖沼に於ける現地調査の記録が主である. 日本の湖沼に就いては現在では干拓や埋め立てにより消滅した湖沼の記録もある. また, 用語の学術的説明, 採取した湖水の成分分析の方法, 分析結果や参考文献の目録, 宮地自身の論文草稿, 日誌の記載もある. これらの資料から当時, 宮地が湖沼、内湾とそこに生息する底棲動物との間の関連性を見出す為にどういった点に着目し, どのような分析を行ったのかを知ることができる.

日付

  • 作成: 大正10年(1921) 1月〜昭和16年(1941)5月頃.
  • 作成: 1920年代.

作成者

資料の言語

日本語 Japanese

資料の言語

English

資料の言語

German

利用条件

本コレクションは, 学術利用・教育研究利用の目的で利用できる.

This collection is open for research.

使用条件

本資料の実物や画像の出版・展示等を目的とする複製については, 京都大学総合博物館の許可が必要です.

If you need to view the original materials or reproduce the materials for publications and exhibitions, please contact the Research Resource Archive, Kyoto University.

伝記/歴史

宮地伝三郎は, 日本で最初に, そこに棲む底棲動物の構成を基に湖沼や内湾の区分を作成した動物生態学者である. 1901年広島県尾道市因島中庄町に生まれ, 1925年東京帝国大学理学部動物学科を卒業し, 同年京都帝国大学理学部講師に就く. 1933年同大理学博士の学位を取得し, 1936年に理学部助教授,1942年に川村多實二の後を継いで理学部動物学科教授に就任する. 1945年9月から1947年9月まで京都大学評議員を, 1961年4月から1963年4月まで京都大学理学部部長を務めた. 1964年1月に京都大学を定年退官し, 京都大学名誉教授となる. 退官後は, 日本モンキーセンター所長, 淡水生物研究所所長等を務めた.

最初, 底棲動物についての研究を行っていたが, その後, 鮎の生態調査や日本猿の社会構造についての研究を行ったように, その研究の対象は淡水生物, 陸生動物相, 海棲動物相などと多岐に渡った. 任官中には日本生態学会の設立に尽力し, また大学の担当講座においては京都大学の動物生態学の発展に寄与し, 他に学術交流にも注力し中国やソ連を訪れた.

以下に, 宮地伝三郎の略歴を示す.

なお履歴および略歴はつぎのオンライン資源を参照した.

“宮地傳三郎”. 誠之館. http://wp1.fuchu.jp/~sei-dou/jinmeiroku/miyaji-dennzaburou/miyaji-denzaburou.htm (参照 2016-02-02).

“宮地伝三郎”. 文学賞の世界. http://prizesworld.com/prizes/name/宮地伝三郎 (参照 2018-12-09).

川那部浩哉. “宮地伝三郎”. 日本大百科全書. 入手先, ジャパンナレッジ Lib ウェブページ, http://japanknowledge.com/lib/display/?lid=1001000222838 (参照 2016-02-02).

“宮地伝三郎”. コトバンク. https://kotobank.jp/word/%E5%AE%AE%E5%9C%B0%E4%BC%9D%E4%B8%89%E9%83%8E-1113796 (参照 2016-02-02).

日外アソシエーツ編集. “宮地 伝三郎”. 20世紀人名事典 そ〜わ. 日外アソシエーツ, 2004.7., p2426.

宮地伝三郎 略歴
1901年1月26日
広島県尾道市因島中庄町生まれ
1920年4月
広島県立福山中学校(誠之館)卒業
1925年
東京帝国大学理学部動物科卒業
1933年
京都帝国大学理学博士
1936年3月
京都帝国大学理学部助教授(瀬戸臨海実験所)
1942年4月
京都帝国大学理学部教授(動物学教室)
1945年9月
京都大学評議員(昭和22年(1947年)9月まで)
1959年11月
日本学術会議会員
1960年1月
日本学術会議第四部幹事
1960年8月
日本生態学会会長(昭和46年(1971年)11月まで)
1960年11月
『アユの話』毎日出版文化賞受賞
1961年4月
京都大学理学部部長(昭和38年(1963年)4月まで)
1964年1月
京都大学定年退官、京都大学名誉教授
1964年
日本モンキーセンター所長(昭和51年(1976年)まで)
1968年
朝日賞受賞(宮地伝三郎、今西錦司を代表とする霊長類研究グループ)
1968年
紫綬褒章
1971年
勲二等瑞宝章
1971年
「霊長類研究と普及活動」により中日文化賞受賞
1988年
従三位
1988年10月21日
死去(享年88歳)

分量(全体)

1 箱. [ダンボール箱]

要約

本コレクションは宮地伝三郎(動物学, 生態学)によって記されたノート類である.主に研究ノートで構成されているが, 代金支払控えや文献集もある.

These are notebooks written by zoologist Denzaburo Miyaji that record his early investigations and researches. These notebooks were made mainly between 1921 and 1941, from when he was a student at Tokyo Imperial University to when he became a professor at the Faculty of Science at Kyoto Imperial University. During the period, his main activities were investigation of benthic animals in lakes and deep bays, and classification of lakes and deep bays based on the results of the investigation; the notebooks contain the results of his investigation and experiments, drafts of manuscripts.

編成整理

寄贈時の物理的状態をもとに整理した. 具体的には, 寄贈時の梱包状態を現状とし, 箱に納められている状態から取り出した順番に資料番号を付与した. 封筒あるいは紐により複数のノートが纏められていたものに就いてはまずはその纏まりに資料番号を与え, 纏め方はノートの向きが纏まり毎に一定であったので纏められている順番にさらに枝番号を付与した.

公開用画面での分類項目は, 大きく「調査・研究」「調査先」「その他」とした. 「調査・研究」については頻出語句や該当する調査概要でさらに区分した. 「調査先」については, 主に標題に頻出する湖沼群名を採用した. 「近畿」については湖沼だけでなく内湾も調査されていたため, 八地方区分の地名を用いた. なお, 調査した湖沼のある都道府県での区分は, 有用な分類とならなかったので採用しなかった.

物理的特性と技術的要件

資料を収納していた箱は, 資料原所蔵者自宅から京都大学総合博物館への郵送に際して用意されたものと考えられる.

原本の存在と所在

京都大学総合博物館.

複製の存在と所在

本デジタルコレクションの資料整理時の現状記録画像. (注)資料内容画像は存在しない.

参考文献

本コレクションと関係する文献は, つぎのとおり.
[関連する論文(抄)] ※単著の分のみをあげた.
宮地 伝三郎. 択捉島湖沼の底棲動物. 陸水学雑誌. 1933, vol.3, no.2, p.41-45. http://ci.nii.ac.jp/naid/130003644329

宮地 伝三郎. 南樺太湖沼の豫察研究:I. 生物相の概觀. 日本水産学会誌. 1935, vol.4, no.2, p.113-121. http://ci.nii.ac.jp/naid/130000919674

宮地 伝三郎. 台湾の湖沼とその生物:台湾の陸水 第1報. 陸水学雑誌. 1935, vol.5, no.3, p.71-86_1. http://ci.nii.ac.jp/naid/130003644802

宮地 伝三郎. 日本産 Valvata 屬 3 新亞種の記載. ヴヰナス. 1935-05-31, vol.5, no.2, p.59-"62-1". http://ci.nii.ac.jp/naid/110004758011

宮地 伝三郎. 台湾の湖沼の冬季概況:台湾の陸水 第4報. 陸水学雑誌. 1937, vol.7, no.2, p.55-63. http://ci.nii.ac.jp/naid/130003645191

宮地 伝三郎. 日本の湖沼に於ける貝類の生産量. ヴヰナス. 1937-05-28, vol.7, no.2, p.51-74. http://ci.nii.ac.jp/naid/110004758365

宮地 伝三郎. 田邊灣の底棲群の豫察研究. 日本水産学会誌. 1938, vol.7, no.3, p.176-178. http://ci.nii.ac.jp/naid/130000917432

宮地 伝三郎. 国後島の陸水動物. 陸水学雑誌. 1938, vol.8, no.3, p.330-339. http://ci.nii.ac.jp/naid/130003645225

宮地 伝三郎. MARINE BENTHIC COMMUNITIES OF THE TANABE-WAN. 日本動物学彙報. 1940-06-15, vol.19, no.2, p.136-148. http://ci.nii.ac.jp/naid/110003352434

宮地 伝三郎. 川村多実二先生をしのんで. 日本生態学会誌. 1965-02-01, vol.15, no.1, p.39-40. http://ci.nii.ac.jp/naid/110001883450

出所・作成(表示) | Provenance (exp.)

宮地伝三郎; 保管: 中坊徹次.

参考資料(抄) References

宮地 伝三郎. 湖底生物研究予報 (四), 仁科三湖, 野尻湖, 諏訪湖. 水産研究誌. 1928, vol.23, no.-, p.277-290. http://ci.nii.ac.jp/naid/10007416106

宮地 伝三郎. NOTES ON A NEW CYPRINOID FISH, PSEUDORASBORA PUMILA, SP.NOV.FROM SINAI-NUMA, PROV.RIKUZEN. 日本動物学彙報. 1930-04-07, vol.12, no.2, p.445-448. http://ci.nii.ac.jp/naid/110003352200

宮地 伝三郎. ミシス科の海跡動物に就いて. 日本水産学会誌. 1933, vol.1, no.6, p.291-298. http://ci.nii.ac.jp/naid/130000911905

この他, 詳細は「出版物」の項を参照のこと.

注記・凡例等

このデジタルコレクションは, 「宮地伝三郎関係資料 : ノート類, ca.1921-1941.」(京都大学総合博物館蔵)を対象とする.

本コレクションを, コレクション全体, コレクションを構成する各シリーズ以下のまとまり, 最小の資料単位(ファイル, アイテムといった1点ないし1件)と階層的にとらえ, それぞれどんな資料単位や資料かをあらわす資料の標題(タイトル)を示し, 必要な場合, 簡略な説明を付した. 個々の資料の説明で, 共通して表示される主な項目は, 次のとおり.

[資料番号]は, 「/」もしくは「-」で区切って番号を記述した. およそ個々の資料の物理的収納状態を示す.

[標題(タイトル)] は, 原則として資料に表示される記載から転記した. 転記する表示のない場合, 資料の他の記載や文献等から適宜補記して示した. とくに区別が必要なばあい「 」内に区別して示した. 補記は, 必要なばあい [ ]内に区別して示した. 補記標題を付すことができないばあい ( ) 内に内容を摘記した.

[日付]は, 主に資料記載の日付を採用した. 他に日付の記載がない場合, 資料記載の参考文献情報の出版日を採用したものもある.

[範囲と内容]は, その資料の概要(どんな資料か, どんな内容がカバーされているかいないか等)を記す欄であるが, 資料を知るための説明や参考となる情報があればそれらの記述を加えた.

このデジタルコレクションは, 2015年4月に資料提供を受け, 平成27年度全学教育科目ポケゼミ「アーカイブ資料管理の実践」の実習において資料調査・整理・デジタルコレクション登録がおこなわれ, 同ポケゼミ終了後も断続的に調査・整理・デジタル化・メタデータ整備が進められた. 資料調査・整理は, 平成27年度全学教育科目ポケゼミ「アーカイブ資料管理の実践」を受講した鈴木晶登(文1[当時])・西ヶ塙真之介(経1[当時])・戸城元甫(理1[当時])・細谷基生那(工1[当時])と, 鈴木美智子(総合博物館教務補佐員[当時]), 石田真衣(総合博物館事務補佐員[当時])が担当し, 五島敏芳(京都大学研究資源アーカイブ担当)が監修した. 各種メタデータ整備は, 主として細谷基生那(工学部, 総合博物館オフィス・アシスタント[当時])が担当した. メタデータのうちコレクションレベルの記述は, 五島敏芳が調整した. デジタルコレクション登録時の調整は, 五島敏芳が担当した. (人名は敬称略.)

«ARK(former)»

https://peek.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/ark:/62587/ar53062.53062

タイトル
〈宮地伝三郎関係資料: ノート類, ca.1921-1941〉資料目録. Finding aid to the Denzaburo Miyadi Papers: Research Notes, ca.1921-1941.
状態
completed
検索手段著者
記述担当者: 五島敏芳, 細谷基生那, 西ヶ塙真之介, 石田真衣, 鈴木美智子. 入力者: 五島敏芳, 細谷基生那, 戸城元甫, 西ヶ塙真之介,鈴木晶登.
日付
2016-03-30
記述規則
資料目録(検索手段)は, 「アーカイブ記述:内容標準」(DACS)を参考にして作成された.Finding aid prepared using the following rule: DACS. Society of American Archivist. (SAA.) ed. Chicago: Society of American Archivists, 2004.
記述の言語
jpn
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平成27年度(2015)全学共通科目少人数教育科目(ポケットゼミ)「アーカイブ資料管理の実践」.
版表示
2015年7月, 資料群をデジタルコレクションとして登録(五島, 鈴木[文1]). 2015年8月, デジタルコレクションの編成を修正し再登録(五島). 2016年3月, コレクション記述の追加・整備(細谷[工1]). 2025年3月, コレクションの編成変更とデータ正規化(五島).
EAD ID
ark62587ar53062

リポジトリの詳細

つぎのリポジトリの一部: Kyoto University Research Resource Archive リポジトリ

連絡先:
(運営責任部局) 京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum
左京区 吉田本町 Sakyo-ku Yoshida honmachi,
京都市 Kyoto city, 京都府 Kyoto prefecture, 606-8501 Japan