和歌
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Academia (44号) / 日本学士会史料集成所 (部分), 昭和36年5月20日印刷. 昭和36年5月25日発行.
p.8-10「京都の鳥/京都美術大学学長 川村多實二」所載.冒頭に川村氏の肖像写真. ペンによる訂正あり. 引用和歌: 「ほととぎす治承寿永のおん国母三十にして経読ます寺/与謝野晶子」/「椋の実を小鳥のむれの来て食むも見つゝ楽しき山の窓かな/信楽香雲」/「音羽山けさこへくればほととぎすこずえはるかに今ぞ鳴くなる/紀友則(古今集)」/「いづかたに鳴きてゆくらむほととぎす淀のわたりのまだ夜ふかきに/壬生忠見(古今集)」/「春雨や加茂の河原の千鳥鳴くなかに傘してよき石を選る/山川登美子」/「かぎろひの夕となれば鳴き落ちる八幡のひばり山崎のひばり/山田弘通」/「大椋の入江の響むなり射部人の伏見が田井に雁渡るらし/柿本人麿」. 川村氏自詠和歌: 「春されば若鮎のぼる木津川の空に来て飛ぶこあぢさしかも」.
(Initial structure of Ferlilized egg ; Regeneration ; Autotomy; 万葉集中の動物) [ノート] / (川村多實二)
市販の大学ノートを使用,1冊の約半分に記述あり. 前半は生物学あるいは動物学に関する学術的な記述で,見出しとして 「Initial structure of Ferlilized egg」「Regeneration」「Autotomy」などの項目が見つけられる. 後半は「万葉集中の動物」と見出しが付けられ,万葉集中の動物を歌った歌の数,鳥の種類,鳥の種類毎の歌の列記,など解説を加えて記述している.
からはし 45号(1954.1) (部分), 発行: 昭和32年1月1日.
p.10-11「湖国の春鳥/元京都大学教授 川村多實二」所載. 川村氏肖像写真収録. 川村氏作短歌収録: 「春浅き湖畔の村の寺の屋根にははやも囀るせぐろせきれい 淡水」.
京都 : 観光と美術 (9号,昭和25.10), 昭和26年5月1日発行.
p.38-41「琵琶湖の鳥/川村多實二」所載. 琵琶湖で見られる留鳥や渡り鳥を詠われた和歌や川村氏作の和歌とともに紹介.文末では鳥類愛護を唱えている. 引用和歌(抄): 「淡海の海夕浪千鳥汝が鳴けば心もしぬいにしへ思ほゆ/柿本人麿」/「葦村はいまだ繁らず榛の木の青葉がくれに葭剖の鳴く/長塚節」/「葦の辺に鳰おもしろき近江の湖鴨うく秋となりにけるかも/長岡節」/「軽の池の浦回ゆきめぐる鴨すらに玉藻の上にひとり宿なくに/紀皇女」. 引用俳句: 「蒼鷺を翔たせて舟は?につく/山口草堂」. 自詠和歌: 「弱き陽に枯蓼赤き小石原すべるが如くこちどりはしる」/「勾当の内侍の墓に落葉ふめば真野の入江に鳰群れてなく」. 自詠俳句: 「雪晴や安土こえゆく鴨の群」.
京都 : 観光と美術 (20号,昭和27.6), 昭和27年6月1日発行.
p.30-31「京の鳥(短歌自註)/川村多實二」所載. 川村氏作の和歌とその注釈.和歌は京都の四季の風物と鳥を詠った作品. 自詠和歌: 「京の山若葉の森に黄鶲の帰り来て啼く春となりにけり」/「春されば若鮎のぼる木津川の空にきてとぶ小鰺刺かも」/「朝の茶をすすりてあれば窓の外に三光鳥啼く黒谷の寺」/「本道の軒下の巣をまもりつゝ海裳の花にさえづる大瑠璃」/「眼を閉ぢて日ねもす鳥を聴きておはす瑠璃の御堂のおん仏かも」/「浄土院沙羅の木かげに尾を曳きて山鳥のあゆむ夏の朝明/「杉むらは雨にけぶりて赤翡翠(あかそに)の声に暮れゆく横川僧房」/「冬来りぬ法然院の藪かげの途に落葉を白腹の掻く」.
京都 : 観光と美術 (32号,昭和28.6), 昭和28年6月1日発行.
京都放送 (10号,昭和37.9) / 京都放送株式会社, 昭和37年9月1日発刊.
p.2-3「京都の秋の鳥/川村多實二」所載.川村氏自詠にと思われる和歌7点収録. 引用和歌(川村氏自詠か)7点: 「秋なれや木犀かほるわが庭に今朝(けさ)しも見たり鵙(もず)の姿を」/「尉鶲(じょうびたき)けふも籬に来て鳴けり敷きむしろして籾乾す家の」/「瑠璃鶲(るりびたき)かすかにきこゆ柿赤く枝に残れる山かひの村」/「鷽(うそ)一羽裏の林にやどり居て庭に来鳴けりきのふもけふも」/「冬来りぬ法然院の藪かげの道に落葉を白腹(しろはら)の掻く」/「土塊(つちくれ)の片面(かたも)に霜の消えのこる麦畑のうねに尾を振るびんずゐ」/「ひとり来て山田の溝の薄氷(うすらい)に餌とめなやむ頬赤悲し」.
初夏の動物 / 川村多實二, (昭和11年か.).
雑誌類からの切り抜き,出典不明. 掲載後頁記事「ラツール伯の疑念ーオリンピック東京招致の多難ー/浅野均一」の冒頭に,「第12回オリンピック大会を東京に開催すべき招致運動もその決定の日7月31日を目睫の間において…」とあるため,昭和11(1936)年の出版か.
動物愛護と教育 [抜刷等] / 川村多實二, 昭和23年4月. 昭和32年9月.
雑誌投稿文3作を合わせて綴じたもの. 収録作: 1 「動物愛護と教育及びその狩猟との関係について/川村多實二」(『全猟』昭和23年4月号,昭和23年2月26日千葉県東金猟友会主催講演会要旨), 2「動物愛護と教育/川村多實二」(『全猟』昭和23年6月号), 3「動物愛護週間に因みて/川村多實二」(『経済人』昭和32年9月号). 1,2は3-06-03-02に原稿が残る. 引用歌3点: 「わがもてる細き青竹ひしとなり豚の背を打つそのこゝろよさ/前田夕暮」(2)(3), 「鼠等を毒殺せむとけふ一夜心楽しみわれは寝にけり/斉藤茂吉」(3)
動物愛護週間に因みて / 川村多實二 (経済人; 昭和32年9月号抜刷*11巻9号), 昭和32年9月号.
2-01-03所載抜刷. 内容項目: 狩猟法等/天然記念物保存法/動物虐待防止法/動物愛護の社会運動/日本動物愛護協会/児童の動物愛護慣習. 引用歌: 「わがもてる細き青竹ひしと鳴り豚の背を打つそのこころよさ/前田夕暮」「鼠等を毒殺せむとけふ一夜心楽しみわれは寝にけり」.
女流歌人と野鳥 / (川村多實二) [校正原稿および直筆資料], (掲載誌印刷の昭和23年06月25日より以前.).
原稿は別人による清書か.掲載媒体についての明記はないが,2-01-11「新世間 第2巻7号(昭和23.7)」に同文掲載. 鳥を詠った女性歌人の和歌を紹介.万葉集に加え,近代女性歌人を16人挙げている.明記された近代女性歌人は次の通り.与謝野晶子/茅野雅子/四賀光子/原阿佐緒 /岡本かの子/山川登美子/九条武子/千家照子/松本はつ子/久保田不二子/中島銈子/若山登志子/今井邦子/山崎静子/石田美枝/桝富照子. 本資料は校正原稿と九条武子・千家照子の歌を列記した資料2点をあわせて1つの袋に収納したもの.封筒に鉛筆で「女流歌人と野鳥」とあり.
宮地傳三郎氏寄贈色紙額「裏山に」 / 川村多實二[詠・書], 1984.10.6.
「裏山に/こぶし花咲き/瀧の邊り/かわがらす啼く/山の湯の春/多實二」 色紙裏貼り紙に「宮地傳三郎」の印刷,墨書「贈呈」. 色紙裏に当てられていた和紙に墨書で「敬贈 拙詠一首」, 朱文変型印「川村」あり. 額裏蓋にペンで「大津臨湖実験所/創立七〇周年に当って/宮地傳三郎/贈呈/一九八四.一〇.六」とあり. 京都大学総合博物館ニュースレターNo.14(2003年2月)の「陸水生物学者,動物生態学者,画家-川村多實二先生の遺品-/成田哲也」の文中「宮地伝三郎が川村から個人的に贈られた色紙が1枚.大津臨湖実験所70周年(1984)に際し,宮地が大津臨湖実験所に贈ったものである.」に該当するものか.
川村多實二作品 (「川村多實二先生の/色紙額/油絵/在中」), 1984-10-06
油彩1点と,色紙額1点の2点を含む.
(川村多實二氏作絵画等撮影写真アルバム) / (成田氏), 2003年1月.
アルバム表紙にペンで「川村多実(ママ)二先生/2003.1月成田」とあり.収録されている写真の概要は以下のとおり 1.油彩1点(生態学研究センター蔵),写真9枚. 2.水彩1点(「江蘇省太湖」「T.Kawamura 1915」おそらく生態学研究センター蔵), 写真7枚. 3.ミズダニスケッチ8図(3-01-04に含まれるか)写真28枚. 4.侍従長珍田捨巳氏発文書1点(3-01-03)写真4枚. 5.和歌色紙「裏山に/こぶし花咲き/瀧の邊り/かわがらす啼く/山の湯の春」1点(9-01-02)写真2枚. 「京都大学総合博物館ニュースレター,No.14(2003年2月25日)」所載の「収蔵資料散歩:陸水生物学者,動物生態学者,画家-川村多實二先生の遺品-」に掲載された図版が含まれる.執筆のために撮影した物か.
愛鳥運動の現状 / 川村多實二 (経済人; 11巻5号掲載), (昭和32年5月1日発行.).
2-01-02所載抜刷である可能性が高い,内容は同じ.
新世間 第2巻7号(昭和23.7) / 世間社 ; 九条武子の「鳥の歌」 [新聞切抜] / 川村多實二, 「新世間」: 昭和23年6月25日印刷. 昭和23年7月1日発行. 新聞切抜: 昭和29年4月末.
「新世間」には「女流歌人と野鳥/川村多實二」所載. 女性歌人の和歌を引用.万葉集に加え,近代女性歌人を16人挙げている.明記された近代女性歌人は次の通り. 与謝野晶子 / 茅野雅子 / 四賀光子 / 原阿佐緒 / 岡本かの子 / 山川登美子 / 九条武子 / 千家照子 / 松本はつ子 / 久保田不二子 / 中島銈子 / 若山登志子 / 今井邦子 / 山崎静子 / 石田美枝 / 桝富照子. 3-06-03-01は本資料の校正原稿. 新聞切抜は掲載紙不明.
昭和33年9月6日付 中西悟堂氏発 川村氏宛 書簡, 昭和33年9月6日付.
1.「動物画家と狩猟画家」(おそらく2-05-02,-03,「野鳥」誌へ)の掲載に関する内容. 2.「鳥声録音御稿にてついて」 3.「万葉集のカモメについて」:資料2-05-04に関連した内容. 4.「八ヶ岳」で観察した鳥についての情報.
楓図八角皿 / 川村多實二絵付, 1967
益子帰来也氏より1983年10月10日付けで京都大学生態学研究センターに寄贈されたもの.益子氏は1967(昭和42)年に金沢にて開催された日本陸水学会第32回大会の大会委員長であった.4-3は大会を記念して参加者が九谷光星窯にて絵付け(寄書き)をした資料であるが,当該資料もそれに関係するものか. 皿面上「目をとぢて/ひねもす/鳥をききておはす/瑠璃の御堂に/おん佛かも/多實二」.
短歌芸術 (17巻7号,昭和36.8), 昭和36年8月1日発行.
「野鳥を写した古歌/川村多実(ママ)二」(目次には「野鳥を写した歌」とあり)所載. 主として万葉集収録の鳥を詠った和歌についての小論.ヨーロッパの詩人や万葉集以降の歌集も採り上げている. 引用和歌: 「雲雀あがる春べとさやになりぬれば都も見えず霞たなびく/大伴家持」/「時雨こし木ずゑの色を思へやと枝にも来居るてりましこかな/寂蓮法師」/「雨ふれば垣根のしとどそぼれぬれてさへずりくらす春の山もと/源仲正」
短歌芸術 (17巻9号,昭和36.8), 昭和36年10月1日発行.
p.35-37「徳川末期歌人と野鳥/川村多実(ママ)二」(目次には「徳川末期の歌人と野鳥」とあり)所載. 江戸中期から幕末の歌人と彼らによる鳥を詠った作品についての評論.採り上げた歌人は,賀茂真淵,平賀元義,香川景樹,大隈言道,橘曙覽,太田垣蓮月ら. 引用和歌(抄):「秋の夜のほがらほがらと天の原/賀茂真淵」/「ありき山花散りすぎてしげりたる若葉が熟れに末(うれ)に鶯なくも/平賀元義」/「けさ見ればいつか来にけむわが門の苗代小田に燕とぶなり/香川景樹」/「垣間より近くを見るをも知らずしてさざきすがれるおほすけの花/大隈言道」/「すくすくと生ひ立つ麦に腹すりて燕とびくる春の山畑/橘曙覽」/「山がらすねぐら離るる声すなり起きて仏に閼伽たてまつらまし/太田垣蓮月」.
萬葉 (29号,昭和33.10) / 萬葉学会, 昭和33年10月12日印刷. 昭和33年10月15日発行.
p.53-55「『萬葉のカマメ』を読んで/川村多實二」所載. 同誌28号「萬葉のカマメ/山本徳太郎」の抜刷を著者本人から郵送されたのを受けて執筆したもの. 万葉集中の「加万目」「鴨妻」はカモメを意味しているという従来の説に対し,山本氏が同誌28号の中でカモの一種ではないかと異説を論述.これに対し川村氏は当該同誌29号の中で反論,従来説を支持している.
経済人 : HOMOECONOMICUS (11巻5号,昭和32.5) / 関西経済連合会, 昭和32年4月30日印刷. 昭和32年5月1日発行.
p.47-50「愛鳥運動の現状/川村多實二」所載. 3-05-01-20 は本資料の抜刷である可能性が高い.
経済人 : HOMOECONOMICUS (11巻9号,昭和32.9) / 関西経済連合会, 昭和32年8月31日印刷. 昭和32年9月1日発行.
p.49-54「動物愛護週間に因みて/川村多實二」所載. 内容項目: 狩猟法等/天然記念物保存法/動物虐待防止法/動物愛護の社会運動/日本動物愛護協会/児童の動物愛護慣習. 引用歌: 「わがもてる細き青竹ひしと鳴り豚の背を打つそのこころよさ/前田夕暮」「鼠等を毒殺せむとけふ一夜心楽しみわれは寝にけり」.
経済人 : HOMOECONOMICUS (14巻3号,昭和35.3) / 関西経済連合, 昭和35年2月29日印刷. 昭和35年3月1日発行.
p.66-69「冬の鳥(下)/川村多實二」所載,カットも川村氏による. 文中カット(川村多實二作)9点: ヒシクイ頭/マガモ頭/カンムリツクシガモ/カワアイサ/ウミウ/ユリカモメ夏羽/ウミネコ/アビ冬羽/オオハム冬羽. 引用歌: 「軽の池浦回行きめぐる鴨すらに玉藻の上に独り宿なくに/紀皇女(万葉集3巻390)」