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羊毛様合成一号製造工場計画書., [表紙]昭和17年9月30日.

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資料番号: ICR MIXED 2014/8 / 1
羊毛様合成一号製造工場計画書. (1)
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範囲と内容

本資料の目次は, つぎのとおり. (リーダ「...」の後の数字は頁を示し, 便宜的に行の区切り文字として「.」を入れた.) 1. 計画概要......1. 2. 作業概要......2. 3. 主要機械設計要項......4. 4. 予算書(設備、建物、土地)......29. 5. 所要資材......41. 6. 所要原料薬品等......52. 7. 所要人員......54. 8. 原価計算......55. 9. 図面(工場全図、配置図、主要機械図).

「計画概要」の内容は, つぎのとおり. (紙面の表示どおりに翻刻していない. かすれ等による難読箇所は「□」で示した. ) 工場設置: 未定. 工場規模: 日産1瓲[トン]. 製品種類: 羊毛様合成一号, 繊度1〜10デニール, 繊維長20〜200粍[ミリ]. 敷地: 6,000坪. 建設予算総額: 1,882,426円. 原料薬品: ポリ醋酸ビニール 1日 2000kg, メタノール 1日 705kg, 苛性曹達[ソーダ] 1日 902kg, 芒硝 1日 1130kg, 硫酸亜鉛 1日 18kg, 硫酸 1日 306kg, フォルマリン 1日 607kg, 消石灰 1日 356kg, 仕上油類 1日 17kg. 副製品: 醋酸曹達 3150kg. 石炭: 1日 5,250kg. 電力: 1日 7,280K.W.H. 水量: 消水 1日 350m3, 冷却水 1日 1,150m3. 人員: 職員 20名, 工員 男子 120名, 女子20名.

日付

  • 作成: [表紙]昭和17年9月30日.

作成者

資料の言語

日本語 Japanese

利用条件

本コレクションは, 学術利用・教育研究利用の目的で利用できます.

使用条件

原本は, 保存上の理由により閲覧できません.

伝記/歴史

計画書は, 表紙「昭和17年」の記載によれば, 1942年に作成された. (同記載が後筆だったとしても後に関係者より1942年の計画と認識されていた. ) 1941年10月までには, すでにPVA繊維の水中での熱による軟化温度の向上の課題が熱処理法により解決され, つづく熱処理に際して経度の酸化分解により褐色へ着色する問題も酸化原因(アルカリ不純物の含有)をつきとめ具体的に対処法が見いだされていた. 1942年は, 日本合成繊維研究協会の資金で中間試験が可能となり高槻に中間試験場の設備を整え, 2月には第1回の予備操業, 5月〜6月に第2回の予備操業ができたという. 予備操業では, 基礎研究では気づかなかった問題が明らかとなり, それらも解決され, 1943年2月〜3月に昼夜連続運転を行い, 850kgの繊維をつくることができたという. 計画書は, その日付記載の作成時期から推して, 予備操業の成果を反映し各種課題の解決する内容を持つといえる.

※桜田一郎「ビニロンの研究から工業化へ」(『化学教育』26(6), 1978年)の記載を参考にした.

分量(全体)

1 冊.[数量]

要約

化学研究所所蔵の「羊毛様合成一号製造工場計画書」と「ビニロン紡糸実験装置」。ビニロン(合成一号)は櫻田一郎教授らが1939年に発明した国内初の合成繊維。1941年に日本合成繊維研究協会が設立され、当時高槻にあった化学研究所内に研究室と中間試験場が建設された。計画書には昭和17年9月30日(1942年)の日付があり、主要機械設計要項、予算書などが記されている。実験装置は工業化実験のため1943 年頃作成された。

保管履歴

現在, 箱に入れて化学研究所広報室の書庫内に保存している.

原本の存在と所在

京都大学化学研究所.

物理的特徴

- -

«ARK(former)»

https://peek.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/ark:/62587/ar61376.57964

その他の記述データ

表紙右上端書き(墨書)「櫻田先生」.

リポジトリの詳細

つぎのリポジトリの一部: Kyoto University Research Resource Archive リポジトリ

連絡先:
(運営責任部局) 京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum
左京区 吉田本町 Sakyo-ku Yoshida honmachi,
京都市 Kyoto city, 京都府 Kyoto prefecture, 606-8501 Japan