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"Gelada socity in Semien (1973)" 16mmフィルムリール巻

 アイテム
資料番号: SCI MIXED 2011/1 / 3/ 3-1

範囲と内容

【資料外形転記】リール表面マジック手書き「T.g Gelada 1973 〔河合〕編集 農1」チョーク書き「これから」等難読記載あり、リール裏面「農1」

【資料概要】ゲラダヒヒの生態と社会の要約 【調査隊】 隊長:河合雅雄(京大霊長類研究所) 隊員:大沢秀行(同上)個体群生態,森梅代 社会構造・社会行動,岩本俊孝 採食生態(九州大学理学研究科動物学科修士)

【 01:54:56 】 環境:尖った山はエミエットゴゴの頂上3925m  【 01:55:07 】 なだらかな尾根 この尾根は北の方にずっと続いていてアンバラスの頂上に至る.アンバラスの頂上は4063m.4000mを越えている.ここから崖になって垂直に下りる 【 01:55:26 】 それから陽のほうにはエミエットゴゴがそびえている.この頂上はエミエットゴゴの頂上.ゲラダヒヒはこの崖で夜眠る 【 01:55:40 】 崖にいるゲラダヒヒ 【 01:55:50 】 大きな雄が一頭いた 【 01:56:13 】 大きな雄はユニットのリーダー雄 【 01:56:21 】 雌がやってきた.グルーミングをはじめる 【 01:56:30 】 崖の上は平らな草原になる.ここでゲラダヒヒは草を取って食べる 【 01:56:44 】 雨季.ちょうど雨季は4月半ば~7月の半ばまでである 【 01:56:56 】 草原はガスに包まれる 【 01:57:04 】 ガスの中で採食するゲラダヒヒ.ぼーとした見えない 【 01:57:12 】 小雨が降っている.傘をさして観察する.たぶん岩本君 【 01:57:30 】 雨季には草が青々と萌える.ゲラらヒヒは餌には満足 【 01:57:36 】 ガスの中を移動するゲラダヒヒのバンド 【 01:57:53 】 ハード.最近はハードと言わずにバンドと読んでいる.ゲラダヒヒの大集団を指す 【 01:58:02 】 ゲラダヒヒのバンド.後で出てくるワンメイルユニットが集まってこの大きなバンドを作る.いわば,ワンメイルユニットは1頭の雄と,雌と子供達よりなる.人間でいえば一夫多妻のような家族形態をとる.これが集まってバンドを作る様子を人間社会に例えて言えば,家族が集まって村を作っているようなものである  【 01:58:23 】 草原に林立するシュロのような植物がジャイアントロベリアである.これはキキョウの仲間だと言われる.非常に苦い.我々の口にはとうてい合わないが,ゲラダヒヒはこれを倒して時々餌にしている 【 01:58:29 】 抜けるような青空.強い直射日光を浴び,ゲラダヒヒはロベリアの下で休む.この集まりはだいたいワンメイルユニットである 【 01:58:40 】 移動が始まる.突如かなり遠くまで移動することがある 【 01:59:05 】 ワンメイルユニット.1頭の雄を中心に複数の雌と子供達.このまとまった集団をワンメイルユニットという. 人間で言えば一夫多妻の家族のような形をとっている.これはアインと呼ばれるユニット.雌が3頭いる 【 01:59:22 】 雌がリーダー雄にグルーミングをしている 【 01:59:33 】 雌と雄が両方でグルーミングをし合っている.ニホンザルではこのような光景はほとんど見られない 【 01:59:38 】 リーダーの雄 【 01:59:50 】 赤ん坊を抱いている雌とその兄弟 【 01:59:56 】 ワンメイルユニットが揃って移動していく 【 02:00:17 】 オールメールグループ.ワンメイルユニットには原則として雄が1頭であるから,雄があぶれる.その雄達はグループを作る.オールメールグループと呼んでいる.彼らはまとまって移動している. バンドから離れ遠くで行動し,またバンドに近寄って来る.そしてすきがあればユニットのリーダーになろうと,オールメールグループのメンバーは狙っている 【 02:00:38 】 オールメールグループがバンドに近づいて来た 【 02:00:44 】 雄たちばかりがバンドに近づき,どこかのユニットの弱そうなリーダーを見つけ攻撃をしかけようとしている 【 02:01:08 】 食べ物と採食生態 【 02:01:31 】 キク科の潅木が生えている.この花を摘んで食べている 【 02:01:35 】 この草原のところどころに水が出るところがある.そこへ水を飲みに行く.ワンメイルユニットこごに飲みに行き,先に行ったものから順番に飲む.他のユニットは済むのをじっと待って 【 02:01:44 】 池の水を飲みに来た 【 02:01:50 】 時々ハゲワシが空を舞っている.死骸を見つけようと探しているのだ 【 02:02:10 】 硬い爪で土を掘り返す.この爪はシャベルのように硬く,土を掘り返すのに適している 【 02:02:14 】 掘り返した土の中から小さな球根を掘り出して食べる.ユリの仲間の球根である 【 02:02:23 】 草原にはカフン科の草が生えている.主な草は4種類.その中から指で青草をちぎって食べる 【 02:02:31 】 とっている草は ペストゥカ,アビシニカ 【 02:02:45 】 草をつぼみ,適当な量になると口に入れて食べる 【 02:03:16 】 長いカフン科の草はダントニア.主に食べる草を岩本君が採っている 【 02:03:30 】 向かって左側の背の低い草がポア,右の長いのがペストゥカ,アビシニカ 【 02:03:41 】 ユリの仲間の球根を掘り返した痕 【 02:03:67 】 リーダー雄の採食風景 【 02:04:13 】 たまねぎの球根を掘り出して見せる.皆爪を立てて土を掘り返し,この小さな球根を食べようとしている.土に穴をあけ,そこに両手を差し込んでぐいっと引っ張って土の塊をのける. そして球根を探す  【 02:05:50 】 土を掘り返して球根を探している.採食行動を1歳の子供が見ている.そしてこれを学習する 【 02:06:04 】 この球根を掘ってみる岩本君 【 02:06:22 】 こんな小さなものだ.これでも彼らは宝のように大事にして食べる 【 02:06:42 】 ロベリアをかじって折る 【 02:06:50 】 ロベリアの木に穴を開けて中のものを食べるリーダー雄 【 02:06:59 】 ゲラダヒヒが食べているものを食べてみたが,非常に苦くて吐き出した 【 02:07:34 】 ロベリアの幹から取り出して食べている 【 02:07:48 】 ロベリアの幹に空けた穴 【 02:08:05 】 ゲラダヒヒの糞.馬の糞のように草の繊維がいっぱい入っている 【 02:08:13 】 この糞を岩本君が集め,持って帰って消化率を調べる 【 02:08:39 】 ロコモーション&ウォッチャー 運動機能と姿勢.若い雄が岩に腰掛けている.人間と同じようなポーズだ 【 02:08:51 】 座っているゲラダヒヒの雄.ゲラダヒヒはしばしばこのように座って休息をとる.なので尻だこが平たくて非常に大きい 【 02:09:02 】 歩いているリーダー雄 【 02:09:17 】 寝転んで休んでいる若い雌 【 02:09:29 】 リーダー雄が警戒して周りを見回してる.その姿勢 【 02:09:36 】 グルーミング行動 【 02:09:55 】 休息の時はしばしばワンメイルユニットが集まって休む.そしてグルーミングを始める.グルーミングは他のユニットのものにはしない.自分のユニットのもの同士で行う. 【 02:10:09 】 雌にグルーミングをしてもらうリーダー雄.心地よさそうな顔 【 02:10:13 】 今度はグルーミング交替.リーダーが雌に対してグルーミングをしてやる 【 02:10:36 】 リーダー雄と雌の相互グルーミング 【 02:11:10 】 セルフグルーミング 【 02:11:25 】 性行動.発情した雌はリーダー雄の前に四つんばいになりお尻を差し向ける  【 02:11:52 】 交尾をするリーダー.特に求愛行動は見られない 【 02:12:08 】 交尾.交尾ができるのは自分のユニットの中の雌に限られる.ニホンザルに似た姿勢であるが,足を地面に下ろしているところが違う 【 02:12:29 】 母親の子供が来てしばしば交尾の邪魔をする 【 02:12:54 】 交尾,そしてそれを邪魔する子供 【 02:13:06 】 子育て行動.新生児.死んだ赤ん坊 【 02:13:23 】 今年生まれた赤ん坊.まだ歩くのがヨチヨチである 【 02:13:28 】 小さな子どもはお母さんのお腹にくっついて移動する 【 02:13:35 】 赤ん坊が乳を飲んでいる.乳房は2つ 【 02:13:49 】 母親は乳を飲ませながら草を採って食べる 【 02:14:04 】 メスの胸は赤い色が露出し,肉の玉がずらっと並んでいる.まるでネックレスをしているようだ 【 02:14:32 】 子供の遊びグループ 【 02:14:43 】 子供達は母親から分かれ,子供達だけのグループを作る 【 02:15:07 】 崖や岩の上に集まって遊ぶ 【 02:15:27 】 鬼ごっご.そしてレスリング 【 02:16:05 】 追いかけ合いの遊び 【 02:16:07 】 マウンティング遊び 【 02:16:17 】 リーダーの雌の連れ戻し行動 【 02:16:41 】 雌は時々浮気をして隣のリーダーあるいは雄グループの雄に近寄ることがある.それをリーダー雄が連れ戻す.雄は不安げに周りを見渡す.1頭雌がいない.どうしたのか 【 02:16:55 】 群を抜け出している雌を発見して連れ戻しに行く.その雌を見つけたら瞼を白くして威嚇する.そしてゴッと威嚇の声を出す 【 02:17:08 】 雌は歯茎を出して,降伏の表情を示す.雌がお尻を向ける.”許して下さい”という行動である.リーダー雄はちょっと触る 【 02:17:09 】 リーダー雄は浮気雌をグッと睨む 【 02:17:14 】 ユニットには時々セカンドオスと称する大人の雄が1頭いる.それはリーダーの補佐役であり,いずれはリーダーになろうと狙っている雄である 【 02:17:38 】 セカンドオスはガールフレンドを1頭持ち,その彼女とのみグルーミングをすることを許されるが,他の雌に関心を示してはならない.セカンドオスがリーダーが留守の時に他のメスにちょっと関心を示した.リーダーが気がついて走ってきて,睨んで威嚇する 【 02:18:05 】 リーダー雄に叱られて逃げるセカンド雄 【 02:18:29 】 リーダー雄に叱られたセカンド雄はしょんぼりと歩き,そして恭順の意を示すために,子供を背中に乗せようとする 【 02:18:36 】 セカンド雄の背中に子供ぴょんと乗った.これで一安心.もうリーダ雄に叱れることはないだろう 【 02:18:49 】 ユニットのリーダー雄同士は喧嘩はまずしない.平和共存している 【 02:19:12 】 他のユニットのリーダー雄が近づいてきた.雌が敵意を示して瞼を白くして怒る.リーダー雄もそれに連れて瞼を白くして威嚇する 【 02:19:18 】 雌がリーダーにグルーミングする.そしてリーダーは犬歯を見せて威嚇する 【 02:19:19 】 リーダー雄同士がにらみ合う 【 02:19:24 】 口を大きく開け犬歯を見せて威嚇しあう 【 02:19:44 】 他のユニットの雄に攻撃を加える 【 02:19:50 】 雄同士がにらみ合う 【 02:19:58 】 喧嘩をする.しかしすぐに別れる 【 02:20:07 】 あくび.リーダー雄は時々口をいっぱいに大きく開けてあくびをする.これは眠いからではなく.犬歯を見せる威嚇である. 【 02:20:18 】 雌が尾を上げてリーダーにお尻を見せる 【 02:20:53 】 リーダーは大きな口を開けて威嚇をする 【 02:20:59 】 リーダーは大きな口を開けて威嚇をする 【 02:21:04 】 リーダーは大きな口を開けて威嚇をする 【 02:21:12 】 雌にグルーミングをしてもらいながら横の雄に向かって威嚇 【 02:21:17 】 警戒行動 【 02:21:32 】 遠くにエチオピア人が現れた.ゲラダヒヒはそれに対して非常に警戒する 【 02:21:37 】 群れはエチオピア人を見て一斉に逃げる.リーダー雄が威嚇をする 【 02:21:51 】 群は一斉に崖のほうに向かって逃げる.リーダー雄が一頭残って警戒 【 02:22:07 】 岩の上に座って警戒する 【 02:22:24 】 しばしば口を開いて犬歯を見せる.威嚇である 【 02:22:36 】 オールメールグループがユニットをアタックする 【 02:22:54 】 オールメールグループ5頭がユニットに近づく 【 02:22:59 】 ユニットは非常に警戒を高める 【 02:23:05 】 オールメールグループの雄達はユニットの中に入り込む 【 02:23:16 】 緊張を高めたリーダー雄はそれを解消するために,雌にマウンティングをして交尾をする 【 02:23:53 】 リーダー雄はユニットから離れオールメールグループに攻撃をしかける 【 02:23:56 】 オールメールグループと対決 【 02:24:22 】 リーダー雄はオールメールグループを警戒する 【 02:24:31 】 雌がオールメールグループに関心を示した時,リーダー雄が近寄って怒る.雌は唇をまくり上げて歯茎を出し,許しを乞う 【 02:24:50 】 突如リーダー雄はオールメールグループに攻撃をしかけ,そして走り去る.それをオールメールグループが追い掛ける 【 02:25:04 】 リーダー雄がオールメールグループをうまくまき,帰って来る 【 02:25:06 】 リーダー雄はロベリアの木に飛びついて,それを蹴って走り去る 【 02:25:19 】 走るリーダー雄をオールメールグループが追い掛ける.まるでスポーツのような戦いだ 【 02:25:32 】 終わり.写真はワリャアイベックスに乗っているゲラダヒヒの子供. このワリャアイベックスはエチオピアのセミエン地方にだけに生息している,世界でも貴重な動物だ.今は100頭を割っているだろうといわれている (河合)

日付

  • 作成: 1973年-1974年.

作成者

資料の言語

日本語 Japanese

利用条件

本コレクションは, 学術利用・教育研究利用の目的で利用できます.

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