メインコンテンツへスキップ

京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊地質班関係資料, 1955-1956. Kyoto University Science Expedition (Geological Team) Records : Karakoram-Hindukush 1955-1956.

 コレクション
資料番号: RRA MSS 2007/3

範囲と内容

本コレクションの主要な資料は, 地質学者藤田和夫による写真資料(35ミリモノクロネガ,ブローニーモノクロネガ,35ミリカラースライド, 紙焼き)および, 探検調査を元に作成されたルートマップ, 探検日記などである. / 隊の運営に関する会計書類や藤田宛私信などの資料類も含まれている.

京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊(1955)の地質班は, カラコラム地域の地質学的な空白地帯を踏査し, その観察を写真およびルートマップに克明に記録した. 長大な氷河が巨大断層上にあることに注目するなど, 構造地質学的な第一発見がルートマップに残る. 翌年の日パ合同探検隊(1956)の写真資料などとあわせて, 両探検隊に参加した藤田和夫(地質学)によって残されてきた本資料群は、カラコラムおよび東部ヒンズークシ地域の当時の風俗・文化をも伝える貴重なアーカイブ資料でもある.

Records of field research by Kazuo Huzita (geologist), about a Kyoto University Science Expedition at Karakoram and Hindukush in 1955 and 1956.

本資料は, 1955年京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊, および1956年日パ合同探検隊(東部ヒンズークシ)に参加した藤田和夫博士(地質学)の野外調査による記録資料である. 一部に, カラコラム・ヒンズークシ学術探検よりも前の白頭山遠征(1940年)・大興安嶺探検(1942年)の資料も含む. 1955年以前の資料は, 個々のシリーズ・アイテムの最初の記述を参照のこと.

日付

  • 作成: 主に昭和30年(1955)〜昭和32年(1957).

作成者

資料の言語

日本語 Japanese

資料の言語

English

資料の言語

Baluchi

資料の言語

Urdu

資料の言語

Kashmiri

利用条件

本コレクションは,学術利用・教育研究利用の目的に限り公開されています.

This collection is open for research. Using the materials for business/commercial purposes is prohibited. Unauthorized copying and re-distributing in altered electronic forms are also prohibited.

使用条件

[出版に関する権利条件]本資料の所有権は京都大学に属す.著作権は資料の作成者とその相続人より京都大学へ譲渡された.出版刊行または複製の許可については,京都大学総合博物館(京都大学研究資源アーカイブ運営責任部局)の長へ連絡すること.

The original materials are owned by Kyoto University. The copyright of the materials has been transferred to Kyoto University from the creator of the materials and the inheritor. If you need to reproduce the materials for publications and exhibitions, please contact the Research Resource Archive, Kyoto University.

伝記/歴史

本コレクションの作成者・出所である藤田和夫は,構造地質学,地形学を専門とする研究者(地球科学者)である.1919年,大阪生まれ.1940年,梅棹忠夫らと旧制三高等学校の山岳部員として白頭山への遠征を行い,1942年,京都帝国大学の今西錦司を隊長とする北部大興安嶺探検に参加する.京都大学理学部卒業.1950年に大阪市立大学助教授に就任.1955年の京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊,翌1956年の京都大学・パンジャブ大学合同ヒンズークシ探検を成功させ,後者では日本側隊長を務めた.大阪層群の地層調査などから,1962年「近畿トライアングル」説を提唱,活断層研究を本格化した.後に大阪市立大学教授,同名誉教授,帝塚山大学教授.1986年,第22回秩父宮記念学術賞受賞.1987年から断層研究資料センター理事長.『日本の活断層:分布図と資料』を筆頭でまとめた著者の一人としても知られ,著書に『日本列島砂山論』,『変動する日本列島』,『日本の山地形成論』など多数.2008年12月1日,神戸市の病院で亡くなった.

1955年カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊は,アフガニスタン・イランへ向かう本隊とカラコラムに向かう支隊に分かれる.総隊長は木原均,カラコラム支隊長は今西錦司である.本隊:北村四郎・山下孝介・岩村忍・山崎忠・梅棹忠夫・岡崎敬・奈良弘美・中村誠二,カラコラム支隊:今西錦司・松下進・藤田和夫・中尾佐助・原田直彦・林田重雄.

1956年の日パ合同学生探検隊の構成について。京都大学側,藤田和夫(日本側隊長:大阪市大助教授・京都大学講師,地質学),本多勝一(農林生物科学生),吉場健ニ(動物学科学生),パンジャブ大学側,A・H・べグ(総隊長:イスラミア・カレッジ物理学教授),シャーカット・アリ(ライアルプールカレッジ植物学助教授),イナム・U・ハーン(パンジャブ大学地理学科学生)の計6名である。

分量(全体)

4116 件[レコード数]

分量(全体)

1.2 m[書架延長]

要約

京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊(1955)の地質班は, カラコラム地域の地質学的な空白地帯を踏査し, その観察を写真およびルートマップに克明に記録した. 長大な氷河が巨大断層上にあることに注目するなど, 構造地質学的な第一発見がルートマップに残る. 翌年の日パ合同探検隊(1956)の写真資料などとあわせて, 両探検隊に参加した藤田和夫(地質学)によって残されてきた本資料群は, カラコラムおよび東部ヒンズークシ地域の当時の風俗・文化をも伝える貴重なアーカイブ資料でもある.

Records of field research by Kazuo Huzita (geologist), about a Kyoto University Science Expedition at Karakoram and Hindukush in 1955 and 1956.

編成整理

断層研において藤田和夫は,写真資料,ルートマップ,その他文書資料という分類の元に各資料を管理されていた.本コレクション内の資料は,原所蔵者の分類体系にそくして整理・編成された.

保管履歴

1955年,1956年の学術探検参加の後、藤田和夫氏が個人で保存・管理を行っていたものである.大阪市立大学の在職中はその研究室スタッフが整理・保管を補助した.大阪市立大学退官後は,藤田が設立し理事長をつとめた断層研究資料センター(阿波座)で,藤田の監督のもと同センターのスタッフにより保管されていた.その後,京都大学「フィールド映像アーカイブ設立準備」委員会が整理対象資料として選定し,同センター藤田和夫・稲田多恵子両氏の協力のもとモノクロ写真・ルートマップ・日記の資料編纂にあたった.その成果は,フィールド映像アーカイブの資料集(出版物の項を参照)となった.さらに後,資料は断層研究資料センターへ返却されたが,同センターの活動終了にともない,学術探検に関する資料群(本コレクション)は,藤田の希望により,京都大学に託された.その他の地質学関係の藤田資料は大阪市立大学に送られたようである.

直接の入手源

2007年,フィールド映像アーカイブの活動事業で再整理が行われ,2008年,断層研究資料センターの閉所に伴い,藤田和夫氏より京都大学総合博物館に資料が送られた.

追加

写真コレクションなどの一部に,所在不明となっているものがある.所在不明分については,遺族・関係者から追加で提供される可能性がある.

原本の存在と所在

京都大学総合博物館.

複製の存在と所在

写真およびルートマップは,デジタル化された画像が利用できる.

参考文献

このコレクションに関連する文献は, つぎのとおり.
Susamu Matsushita, Kazuo Huzita, eds. Geology of the Karakoram and Hindu Kush. Kyoto: Committee of the Kyoto University Scientific Expedition to the Karakoram and Hindukush, Kyoto University, 1965, ix,151p., (Results of the Kyoto University Scientific Expedition to the Karakoram and Hindukush, 1955, vol.7). https://archive.org/details/dli.pahar.3281 [cf. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002425969 | cf. https://search.worldcat.org/ja/title/17058050 ]
S. Matsushita, K. Huzita. “Geology: Geological Research in the Western Karakoram”. Additional Reports. Siro Kitamura, Riozo Yosii, eds. Kyoto: Committee of the Kyoto University Scientific Expedition to the Karakoram and Hindukush, Kyoto University, 1966, p.1-14.,pl.1-8, (Results of the Kyoto University Scientific Expedition to the Karakoram and Hindukush, 1955, vol.8). https://archive.org/details/dli.pahar.3289 [cf. https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002425914 | cf. https://search.worldcat.org/ja/title/74326 ]
木原均[編]. 『砂漠と氷河の探検』. 東京: 朝日新聞社, 1956年. doi:10.11501/3012829
藤田和夫. 『アルプス・ヒマラヤからの発想』. 東京: 朝日新聞社, 1992年, 380p., (朝日文庫), ISBN 4-02-260712-2.
松下進[編]. 『スワート・ヒンズークシ紀行 : 日パ合同学生探検の記録』. 東京: 三一書房, 1958年.
藤田和夫[監修]. 『京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊 1955-1956〈地質班〉』. フィールド映像アーカイブ資料集. (no.1), 京都: 「京都大学フィールド映像アーカイブ・センター設立準備」委員会, 2007年.
藤田和夫[監修]. 『動きつづける大陸-藤田和夫のカラコラム・ヒンズークシ探検-』. フィールドワークものがたり. (no.1), 京都: 「京都大学フィールド映像アーカイブ・センター設立準備」委員会, 2007年.

出所・作成(表示) | Provenance (exp.)

[出所] 藤田和夫 | Huzita, Kazuo

«ARK(former)»

https://peek.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/ark:/62587/ar20929.20929

その他の記述データ

このコレクションを紹介するオンライン展示「展示コンテンツ」の作品URLは, つぎのとおり. http://exhibit.rra.museum.kyoto-u.ac.jp/karakoram/ [2023-03サービス終了.]

注記・凡例等

原則として, 各資料の標題には資料記載のものを採用した.

各シリーズの標題(タイトル)は, 2008年フィールドアーカイブ整理作業の際に, 原資料作成者による呼称(「カラコラム」のネガ, 「ヒンズークシ」のネガ, 「ヒンズークシ」スライド, ルートマップ,探検日誌)を採用した.

全てのシリーズタイトルについて, 原資料作成者と整理者の間で了解事項であった, それぞれの探検の実施年をタイトル先頭に付す形にした.

ルートマップのタイトルについては, 両年にまたがる資料もあるため, 1955/56年の実施年を付し, 台紙表書きを採用している.

探検関連文書については, その資料詳細について未整理であり, また1955年, 1956年以外の資料も含まれるため, 年号を付す形をとっていない.

略語一覧

断層研究資料センター→「断層研」. 断層研究資料センター→「FRED-C」. 1955年カラコラム・ヒンズークシ探検隊→「KUSE」. 1956年日パ合同探検隊→「ヒンズークシ探検隊」. 京都大学パンジャブ大学合同探検→「ヒンズークシ探検」.

タイトル
〈京都大学カラコラム・ヒンズークシ学術探検隊地質班関係資料, 1955-1956〉資料目録. Guide to the Kyoto University Science Expedition Records: Karakoram-Hindukush, 1955-1956.
検索手段著者
記述担当者:山下俊介. 入力者:山下俊介.
日付
2011-03-15
記述規則
dacs
記述の言語
jpn
スポンサー
京都大学研究資源アーカイブ.
版表示
2009年3月, 資料群をデジタルコレクションとして登録. (山下, 五島). 2010年3月, 当時デジタル化未済分だったカラースライドをデジタル化し, 画像データを登録. (山下, 五島). 2011年3月, デジタルコレクションとして記述データを編成・編集し再構築. (山下).
EAD ID
ark62587ar20929

リポジトリの詳細

つぎのリポジトリの一部: Kyoto University Research Resource Archive リポジトリ

連絡先:
(運営責任部局) 京都大学総合博物館 The Kyoto University Museum
左京区 吉田本町 Sakyo-ku Yoshida honmachi,
京都市 Kyoto city, 京都府 Kyoto prefecture, 606-8501 Japan